ストッキングや靴下の2枚履きは、脚を締めつけ血行を悪くしてしまい、逆に冷え症につながってしまうケースがある。一方、女子高生に流行したルーズソックスは、脚を締めつけずに血行も保たれるため、冷え症対策としてはスクレモノと言えるかもしれない。
ちなみに、最近よくニットの帽子などで頭を温かくしている若者を見かけるが、これでは逆に冷え症を促進することにもっながってくる。その理由は、体温調節中枢は脳の視床下部にあるため、脳の周りが帽子などで温められてしまうと、脳はカラダが温まっていると錯覚し、カラダを仏冷やそうと反応するのだ。だから、冷え症には「頭熱足寒」は明らかに良くない。やはり「頭寒足熱」が理想なのだが、寝るときなどは脚の血行を妨げない方法で暖める必要がある。