流行歌にたびたび登場するのは、決まって 泣きボクロ です。目の下のホクロは、なんとなく哀愁を含んだ表情を持っているような気がします。
ホクロは昔から、占いや観相学の材料となっています。ホクロの位置で、特に顔の場合、印象がずいぶん違ってきます。
口の下にあるホクロは色っぽいし、鼻の下のホクロほちょっと間が抜けた感じがしたりします。易学によると、ホクロには活きボクロと死にボクロとがあります。
活きボクロは、黒々として艶があり、ふくらみがあります。いい意味につながります。
対して、死にボクロは色艶がなく、シミのようなもの。アンラッキーな意味あいを持ちます。
ホクロなんか、痛くもかゆくもないし、ちょっと目ざわりなくらいで、別に気にしない。そんな人が圧倒的に多いでしょう。しかし、ホクロが 悪性黒色腫 に変化することがあります。もちろん、ごく稀ではあるのですが。
この 悪性黒色腫 という ホクロのガン は、死亡率の高い悪性度の高いものです。 悪性黒色腫 は、手のひら、足の裏やかかとなどに多発する傾向があります。発見が遅れると、あっという間に体のあちこちに転移してしまいます。
ホクロが悪性化する場合、急に大きくなったり、イボ状に大きく変化し始めたら、危険信号。これを軽石でこすったり、いじくったり、その部分にケガをしたなどすると、ますます悪化する誘因になることが多いのです。またホクロが悪性化するのでなく、始めから悪性黒色腫が発生するケースがあります。ホクロを取る際も、手術は簡単ですが、医者も神経質になっています。
もし、悪性化していたら、手術したとたんに転移を起こしてしまうのです。先にも述べたように、悪性黒色腫は、転移のスピードが速く、しかも死亡率が高いのです。女性に比べ男性は無頓着な人が多い傾向なので、たまにはじっくり自分の裸体を眺めてみましょう。ホクロが大きくなったり、前はなかったところにホクロができていたりしたら、専門医に相談に行くとよいでしょう。何事もなければ、それに越したことはない。もちろん女性もご注意ください。
シワやシミには神経質になっている女性も、案外とホクロには気配りがなかったりしています。
いぼが数ヶ月で全身に広がり、かゆみも伴う場合は、消化器系のガンの疑いが強い