夜に爪を切ってはいけない[本当]

つめを骨の一種と思っている人がいるらしいのですが、骨とは違います。皮膚の表面の角層が変化したものです。

つめは1 日に0.1ミリ~0.2ミリほどのびるのですが、骨がそんなにのびたら大変ですね。「夜、爪を切ってはいけない」とは、昔から言われ続けてきたことでもあります。

子どもの頃に、そう注意され、「どうしてなの? 」と聞いたら、「夜、爪を切ると鬼の爪になる」などと不可解な答えが返ってきた。こんな変てこなおどしをかけたって、子どもも信じるはずがなく、かえって軽視するようになってしまうでしょう。

夜、爪を切ってはいけないのは、暗いところで爪を切ると、つい深爪をしたりして、そこからバイ菌が入る怖れがあるからです。

爪の部分は、頻繁にいろんなものにふれます。そこが傷つけば、悪い細菌に感染する可能性が高いのです。ことに、土を素手であつかうことが多かった昔の農家の人にとっては、破傷風菌という恐しい菌に感染する怖れがありました。

そこで、夜、爪を切るのを強くいましめたのです。現代でも、同じこと。文明が発達したからといって、細菌が少なくなったわけではありません。

とくに、若い女性はマニキュアをしたり、磨いたり、爪を必要以上にいじくりまわすことが多くあります。爪の根元にあるあま皮を切りすぎ、奥にある爪母まで傷つけたりすることもあるでしょう。

爪が傷つくと、爪のかたちまで変わってしまうこともあります。美容のためにも、健康のためにも、あまり爪をいじくりまわさない方がよいのは言うまでもありません。

貧血が進行すると、爪や舌の異常などが起こります。

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