【嘘】「がんもどき」は存在しない

放置療法の原点は、「本物のがんは転移して助からないし、がんもどきは、放っておいても進行しない。だから、いずれにしても治療をせず、放置してよい」という考え方です。

良性の大腸ポリープを1年半放置しただけで、進行がんになってしまったケースもあります。1年後に再検査しましょうといいましたが、患者はそれをせず放置したのです。

これも放置するのが正しい選択だったと言えるでしょうか?結局、患者は、他の病院で手術を受けました。「手術の後、は通常どおり抗ガン剤の服用でした。とても辛かったそうです。

こんなケースもあります。年末に毎年1 回、内視鏡検査を受けている60歳代の男性です。胃の不調を訴えるので、内視鏡検査を行ったところ、早期胃がんの疑いがありました。その時点では、内視鏡で病巣を切除できると判断したので、内視鏡手術の予定を立てました。

ところが年末年始を挟んでいたため、手術は1ヶ月半ほど後になりました。内視鏡切除(EMR)をすべく、内視鏡を入れて患部を洗浄したところ、ひどく出血するので切除を中止し、3ヶ所生検して終了しました。

生検の結果は、3ヶ所ともがんでした。日本医科大消化器外科を紹介し、内視鏡的粘膜下層切除を行いました。しかし、病理検査では取り切れていないことがわかり、結局、胃の全摘切除となりました。

放置療法を主張する医師は「良性の大腸ポリープはがん化しない」「早期がんはがんもどきだから進行がんにならない」ということになります。

しかし、現実は違うのです。早期胃がんの疑いだったものが、わずか1ヶ月半で胃がんとなり、EMRもESDもダメで、胃切除となったのです。それは、早期がんの発見に力を尽くしている医者からすれば当たり前の事実です。
しかし、現役の医者が声をあげないために、がんとがんもどき、などというとんでもなく間違った理論が横行するのです。

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