がん\患者の自殺率は20倍。その責任は?
非常にショッキングなデータです。がん患者の自殺率は、健常者の20倍だというのです。これは、国立がん研究センターなどがまとめたもので、がんと診断されてから1年以内の患者が、自殺や事故などで死亡する危険性は、健常者の約20倍になるというものです。
この調査は、1990年と93年に全国9府県に住んでいた40〜69歳の約13万人を対象に、2010年まで追跡し解析が行われました。その期間中に調査対象者のうち、約1万1000人ががんと診断され、1年以内に13人が自殺、16人が事故で死亡しました。
がんと診断されてから1年以内に自殺または事故で死亡した人の数は、がんではないグループと比べて、ともに約20倍となったそうです。
がんと診断されてから1年以上経過したグループでは、自殺や事故で死亡した人の数は、がんではないグループとほとんど変わりませんでした。
ということは、がんと診断されたことが自殺や事故につながっている可能性が高いのではないでしょうか。自殺だけでなく、事故で死亡する人が増えているのは、がんと診断されたストレスが身体的な機能低下などにつながったのではないかと考えられています。
がんは命を失う可能性がある病気ですから、告知されたときの衝撃は計り知れません。しかし、自殺や事故が増える原因はそれだけではないと思うのです。
医者の冷たい素っ気ない態度
あるガン患者さんは、リストカットで自殺を図ったことがあるそうです。大量の輸血でかろうじて命は助かりましたが、なぜ自殺を図ったのか、その理由を開いて驚きました。
がんと告知されたときの医者の態度が冷たかったので前途を悲観して死のうと思った。というのです。驚くと同時に同じ医者として怒りさえ覚えました。保険診療で行う治療を標準治療と呼びますが、その標準治療のがん専門医は、総じて冷たい態度を取ることが多いようです。
標準治療の医者は、自分たちの治療成績が思うように向上せず、進行がんに対していらだ完治を望むことができないので苛立っているのかもしれません。それにしても、そのストレスを患者にぶつけるなどということがあっていいのでしょうか。もっと視野を広げて、標準治療だけにこだわるのでなく、先端医療との組み合わせで完治を目指すべきでしょう。
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