ステロイドには発がん性がある
ステロイドは魔法の薬といわれています。関節リウマチや膠原病など、自己免疫疾患では、必ず処方されます。
しかし、ステロイドの作用は、免疫力を低下させることです。自己免疫疾患は、免疫が暴れて自分自身を攻撃してしまう病気ですから、ステロイドで免疫力を低下させて、症状を抑えようというのです。
そこには、重大な落とし穴があります。免疫力が低下するということは、発がん性が高まるのです。ですから、ステロイドを長期間飲んでいる人は、がんに罹りやすくなります。
アトピー性皮膚炎でもステロイドが入った塗り薬を処方されますが、リウマチや膠原病で処方される飲み薬と比べれば、それほど影響はありません。
薬には、作用があれば必ず副作用もあります。その両面を見ながら投与しなければなりません。やみくもに使えばいいというものではないのです。薬は基本的に毒であることを忘れてはなりません。