スキルス胃がんは、早期発見できる
スキルス胃がんは、進行が速いことで有名です。診断がついたときはもう手遅れでなすすべもないことが多く、早期診断不能といわれます。
スキルス胃がんは、粘膜より下にある筋層を走るので粘膜を検査しても発見できないといわれます。確かにその通りです。
しかし、よく診断すると、びらん( ただれ)を起こしている部位が見つかります。びらんを起こしている場合、粘膜が欠損しているので、びらんの中を生検すると筋層が採取できることがあります。
それで早期診断できるのです。
スキルス胃がんでも、早期診断すれば普通の胃がんと同様に、胃の切除や抗がん剤も飲まずに健常者と同じような生活を送ることができます。