明日、どうしても早起きをしなければいけないというときに限って、早寝をしてもなかなか寝つけません。むしろ、いつもよりも眠れなくなってしまったりします。
それは、眠る時間は、その日の起きた時間によって決まっているからです。朝の光を見て、メラトニンリズムがスタートすると、16時間後には、自然な眠気がきます。
では、明日早起きをするためにはどうするか、というと、早起きをしたい日の前の日に、少し早く起きて、すぐに窓から1 m以内に入ってみましょう。
メラトニンリズムのスタートが早まれば、眠くなる時間が早まるので、早めに眠れるようになります。ヒトのリズムは、24時間より長い24.5〜25時間程度なので、1時間早起きのリズムにするには、1日かかります。
理屈では、いつもより、3時間早く起きようと思ったら、3 日前から準備をするとすんなり起きられるということになりますね。なかなかそこまで計画的に生活することはできませんが、起きてからすぐに光を見ることが習慣になっていると、起床時間のコントロールがやりやすくなることは事実です。
また、食事をプラスして活用するときは、早起きをしたい日の前々日の夕食の時間は早くして量を少なくし、前日の朝食を多く食べて、絶食後の食事によるリズム調整をすると効果があります。ここでは、早寝をしようとしてもなかなか寝つけないとお話いたしましたが、眠くなっているのに無理に起きている場合は、眠ればすぐに眠れるので、5 分でも早寝する「ちょっとだけ早寝」を実践しましょう。
カーテンや窓にも快眠のためのポイントがある | さわやかな朝と心地よい夜(快眠のために)