【本当】目を閉じれば考え事をしていても休まる?

目を閉じるだけでアルファ波が出て眠気が減るとのことですが、考え事をしていても同じように眠気は減るの?

目を閉じていても、集中して考え事をしているとアルファ波は減少してしまいます。アルファ波はリラックスの脳波として知られていますが、実は、特にリラックスをする行為をしなくても、目を閉じればアルファ波は出ます。

しかし、目を閉じていても、強い緊張状態や暗算など頭を使っているときは、アルファ波が減るアルファ減衰が起こります。

昼間に短時間で睡眠をとる方法として、目を閉じることをご紹介していますが、目を閉じて考え事に集中したり、数を数えていると、目を閉じたことで脳が休まる効果は低くなります。

同じように考え事であっても、目を閉じても勝手に考え事が浮かんできて、それが様々移り変わったり、非現実的な内容が混ざってくることがあります。これは、「入眠時心像」と呼ばれる現象 で、脳波はアルファ波よりゆっくりとしたシータ波に変わっています。

この状態では、音に対してボタンを押すというような課題遂行は継続可能ですが、睡眠は始まっています。

昼に目を閉じるときは、この人眠時心像のようなもわもわっとした考えが浮かんできて、いったん起きたような感じで意識が戻ることがあります。このときは、体の力が抜けて、これから眠りに入っていくような気持ちいい投階です。この段階で思い切って目を開ければ、その後の頭がスッキリし、長く眠り過ぎてしまうのを防ぐことができます。

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