電車の揺れ 眠くなる 経験をしたことがある人は多いかもしれません。また、電車に乗るとうとうとしてしまう人も多いです。そんな電車の揺れと睡魔の関係性について紹介します。
電車の揺れ 眠くなる は本当です
思いがけないズレが眠気を誘う
電車のシートに座り、ガタンゴトンという揺れに身をまかせていると、つの間にかウトウトと居眠りをしていたという経験はよくあると思います。また、クラシック音楽を聴いているときも、同様に猛烈な眠気に誘われることがあります。
電車やクラシック音楽で眠たくなってしまうのは、これらに心身をリラックスさせ、心地よい気分にする「ゆらぎ」があるからです。
「ゆらぎ」とは、自然に吹く風のように予測できない変化や動きのことです。その「ゆらぎ」のなかでも、「 1 / f ( エフぶんのいち) ゆらぎ」と呼ばれるものが、とくに心地よい気分にさせてくれることがわかっています。
「1/ f」の「f」は周波数のことで、専門的にいえば「ゆらぎの波形のパワースペクトルが周波数f に反比例する」ことを意味しています。
難しいことはわからなくても、たとえば風の吹き方や小川のせせらぎ、波の音、ろうそくの炎の揺れなどのように、規則的な動きや音のなかに、予測できない不規則なものが混じり合っているものだと思えばい/ 1/f ゆらぎ」が電車の揺れやクラシック音楽にもあるため、眠た旧くなってしまうのです。
1/ f が心地いい理由
「1 / f ゆらぎ」が心身をリラックスさせ、心地よい気分にさせてくれるのには理由があります。そそtれは、もともと身体のリズムが「1 / f ゆらぎ」になっているのです。
たとえば、心拍の間隔や体温の変化、脳波のα 波や神経細胞の信号の変化など、さまざまな生体リズムが「1 / f ゆらぎ」になっているのです。その結果、「1 / f ゆらぎ」があるものにたいし、本能的に心地よさを感じるのではないかと考えられています。