手が冷たいのは心が温かいから[本当]

こんな話を聞いたことがないだろうか?
寿司職人の師匠が弟子を決める際に握手をして手が「ひんやり」と感じる人を選ぶのだという。理由は、手が冷たい人ひどシャリが温まらずに寿司の味が落ちないため。

この現象を生理学的に考えると、手が冷たい人の多くは手に汗をかいていることが多い。俗に「手に汗を握る」という表現があるように、人間は緊張したときに手のひらからさっと発汗する。同様に足の裏、脇の下も発汗しやすい所とされている。このような情動の変化に伴う発汗のことを精神性発汗という。

こうしたことから、手に汗をかいてひんやりしている人は、緊張感の高い人、敏感な人、びっくりしやすい人、ひいては他人の言う事をよく聞く人(師匠からすると教えやすい弟子ともとれる)と見ることができる。その意味では、手が冷たい人は他人によく気を遣うわけだから、「心が温かい」と言えるかもしれない。

だが一方で、他人に気を使いすぎると、エネルギーを消耗して元気がないということも起こってくる。そうなると、不安やうつ状態に陥ることもあるから、手の温度も変化してくるだろう。人の心は、手の温度では計り知れないほど複雑なものなのだ。

1件のコメント

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です