ジャック ダニエル バーボン でない というと??となる人も多いのですが、本当です。
ジャック ダニエル バーボン でない
「 ジャック ダニエル 」 といえば、日本ではバーボン・ウィスキーの代表格のようにいわれるが、そのボトルをよくみると、じつは 「 テネシー ウィスキー 」 と表示されています。というのは、この ジャック ダニエル たしかにトウモロコシを原料にしているものの、貯蔵の方法がいわゆるバーボン・ウイスキーとは異なっているからです。
しかしバーボンは樫の木の樽で貯蔵することになっているのですが、ジャック ダニエル の場合は、テネシー高地産のサトウカエデでつくった木炭をつめた樽に入れてろ過しています。
そして、そのあとで、ホワイト・オークの樽に移し、あらためて本格的な熟成にはいります。
この過程のなかから、あのチャコール メロン と呼ばれる独特の味と香りが生まれているのです。
ジャック ダニエル の工場があるテネシー州リンチバーグという町にとって、酒づくりは古くからの地場産業であり、いまでも町の住民の多くはウイスキー工場で働いています。
しかし、そのいっぽうで、驚くことにこの町には、あの悪評高い禁酒法が今もなお生き続けているのです。
たしかにこの町には、酒屋や飲み屋が一切ありません。ジャック ダニエル 直営のレストランでさえもジャックダニエルをはじめとしたアルコール類は一切まった販売されていません。
お酒が飲みたくなったら隣町まで出かけているのです。