年別アーカイブ: 2015年

安静の状態で心臓から出た血液が再び心臓に戻ってくるまでの時間は10~20秒[本当]

「血のめぐりが悪い」という場合、頭の回転が遅いという意味でもつかわれることもあります。血液の循環が悪ければ、当然、頭もぼーっとしてくるから、まんざら無関係ではないように思います。ところで、その血のめぐりですが、血液ほどれくらいのスピードで体内を回っているのでしょう。

実は、単純には答えられないのです。というのは、安静時と運動時では血液が循環するスピードはかなり違ってくるからです。
それに足の先の方に行った血液と、肺に行った血液では戻ってくるスピードが違います。
しかも、個人差も加わります。ふつうは安静時からだいたい50秒から1分でいったん出た血液は、ふたたび心臓に戻ってきます。これが平均的なペースです。

当然、激しい運動を行ったりすれば、心臓はすさまじいスピードで血液を全身に送り出し、戻ってくるまで10秒から20秒しかかかりません。どちらにしても、あれだけ複雑に入りくんだ血管を1分以内に戻ってくるのですから、たいへんなスピードです。

それだけの血液のスピードがたえず血管にかかるのですから、痛みも生じるわけです。
試しに手首をもう一方の手でおさえ、バッと離してみると、血のめぐりの早さと血管の負担が少しは実感できるでしょう。血管の若さを保つことが、全身の若さを保つ秘訣でもあるのです。

動脈硬化などで血管がつまるのを防ぐのはやっぱりDHAの成分です。血管を若く保つには、DHA、EPAが必須です。DHAについてはこちら

人間は視覚動物なので見る夢は聞く夢の1.5倍[本当]

夢はシロクロかカラーか?実際に夢の世界へ出かけることはできないから、かえって想像力と好奇心をかきたててしまいます。難しい学説はさておき、日常生活でも、夢が話題にのぼることがよくあります。初夢ほ「一富士二鷹三茄子」といって縁起をかついだものです。

悪夢にうなされて飛び起きた経験のある人も多いかもしれません。逆に、よっぽど楽しい夢でも見ているのか、ニヤニヤ笑いながら寝ている場合もあります。

ところで、夢の内容は思い出せても、夢が色つきだったか否かがわからないことが多くあります。だが、色をはっきり覚えているときは、妙に印象的で特別な感じがするものです。だから、「色つきの夢ほ異常」と言われたりもするのでしょうが、はっきりした根拠はありません。

「夢で赤い色のものを見ると不吉」「赤馬の夢を見ると火事にあう」「花の色の夢はよい」などと昔から言われてきたくらいですから、色つきの夢もけっこう多かったのでしょう。夢は「見る」と表現されるますが、単に見ているだけとは限りません。

物の音や人の声を聞くこともあるでしょうし、味やにおいを感じることもあります。また、喜びや悲しみを実感することもあり、痛いと感じることもあります。

「人間は視覚動物のせいか、見る夢が一番多く、聞く夢の1.5倍である」そうです。夢を見る、という表現に納得できます。また、アメリカの学者の実験でほ、眠っているのに脳波が目ざめに近い状態(賦活の状態)のときによく夢を見るといいます。悩波が賦括のパターンを示し、眼球の運動が不規則になったとき、ゆり起こして夢を見ていたかどうかを質問してみると、80パーセントの人が、夢を見ていたと答えましたた。

ところが、眠りが深いパターンを示している人の場合、同様にゆり起こして質問してみても、夢を見ていた人は7パーセントにすぎなかったといいます。

イメージで手足の温度を上げることが出来る[本当]

「病は気から」を全く無視できないのは、やっぱり人間の心が大丈夫と思えば大丈夫ということかもしれません。当然ですが、心と体は密接に関係していて、寒さも暑さも気のもちようでかなり違ってきます。

ある研究でも、それが実証されました。例えば、熱いストーブに当たっている状態をイメージすると、手足の温度を上げることもできるというものです。その理由は完全には明らかになってはいませんが、想像力を司どる部分が、体内のサーモスタットの役割を果たす視床下部の働きを変化させるからではないかというものです。

人間は寒いと体がブルプル震えたりしますが、これは、筋肉を動かすことによって、体温をあげている生理現象です。この働きをするのが視床下部です。視床下部の働きが鈍ると、低体温症という病気にかかることもあるほどです。

これほ、寒さに自分の体を合わせられなくなり、凍死してしまう病気です。アメリカでは、毎年、900人もこの低体温症で死亡しているのです。

ところで、気のもち方で、寒さ暑さの感覚が変わってくることほ、自分でもかんたんに確かめられます。目を閉じて、横になり、心の中で手足がポカポカ暖かくなってきたと、何度も念じてみるといい。実際に手足が暖まるのが分かるはずです。これは、自律神経失調症を治すときなどにしばしば使われる自己暗示のひとつです。自律神経訓練法はこちらです。