月別アーカイブ: 2015年10月

イメージで手足の温度を上げることが出来る[本当]

「病は気から」を全く無視できないのは、やっぱり人間の心が大丈夫と思えば大丈夫ということかもしれません。当然ですが、心と体は密接に関係していて、寒さも暑さも気のもちようでかなり違ってきます。

ある研究でも、それが実証されました。例えば、熱いストーブに当たっている状態をイメージすると、手足の温度を上げることもできるというものです。その理由は完全には明らかになってはいませんが、想像力を司どる部分が、体内のサーモスタットの役割を果たす視床下部の働きを変化させるからではないかというものです。

人間は寒いと体がブルプル震えたりしますが、これは、筋肉を動かすことによって、体温をあげている生理現象です。この働きをするのが視床下部です。視床下部の働きが鈍ると、低体温症という病気にかかることもあるほどです。

これほ、寒さに自分の体を合わせられなくなり、凍死してしまう病気です。アメリカでは、毎年、900人もこの低体温症で死亡しているのです。

ところで、気のもち方で、寒さ暑さの感覚が変わってくることほ、自分でもかんたんに確かめられます。目を閉じて、横になり、心の中で手足がポカポカ暖かくなってきたと、何度も念じてみるといい。実際に手足が暖まるのが分かるはずです。これは、自律神経失調症を治すときなどにしばしば使われる自己暗示のひとつです。自律神経訓練法はこちらです。

現代医学で肝臓の一部だけの移植は不可能[本当]

お酒を飲み過ぎて、アルコール中毒までいってしまうと、肝臓の方もだいぶ危険な状況になります。肝硬変にまで悪化する場合もあります。するとどうなってしまうのでしょうか?

これは最悪のケースですが、機能しなくなった肝臓をすっぱりと切り取って、全く新しい他人の肝臓を移植しなくてはなりません。「そんな、他人さまの肝臓を丸ごといただかなくとも、健康な部分を一部いただければよさそう?」というのは、患者の願いですが、それができないのです。

飲み過ぎに注意したいアルコール類 | 危険な食品
https://life-ddefense.com/d-food/archives/297

ところが、アメリカのジェイムス・ホワイティソグ博士は、この至難とされていた肝臓細胞の一部移植に成功しています。肝臓の細胞をコラーゲンというタンパク質でおおわれた胆体に付着させることで、それが成功したというのです。

ただし、これは、変異ラット、つまりネズミの体における成功なのです。変異ラットというネズミは、最近のがん研究やバイオテクノロジーにはなくてはならない生き物です。誕生は1964年。突然変異で生まれたものですが、皮膚に毛がありません。
変異ラットで重要なのは、毛がないことではなく、免疫機構に重要な役割を果たす胸線がないことなのです。。ふつう、生物には免疫反応というものがあります。体内に異物が侵入した場合、このシステムが異物を殺してくれる機能です。きわめて重要なシステムで、それがあるからこそ、バイ菌の侵入も防いでくれます。このシステムが働らかなくなるのが、後天性免疫不全、すなわちエイズです。

変異ラットの場合は、先天性免疫不全なのです。免疫システムほそれほど重要なシステムなのですが、ただ、臓器移植にとっては大敵となります。移植された他人の臓器も、本来の体にとってみれば異物ですから、拒否反応を起こしてしまいます。

ここに臓器移植の最大の難関があります。重要なのは、丸ごと移植しなければならなかったのを、一部でも移植できたことにあります。これが人間の体でも成功すれば、こんなことも可能になるということです。まず、健康なときの肝臓の一部を保存しておく。やがて、年を取り、酒で肝臓がボロボロになってしまったとする。そのとき、保存しておいた自分の肝臓の一部を移植すればいいかもしれません。
もともと自分の細胞であれば免疫システムもクリアーできます。
お酒の飲み過ぎには注意しなければいけないのです。