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安静の状態で心臓から出た血液が再び心臓に戻ってくるまでの時間は10~20秒[本当]

「血のめぐりが悪い」という場合、頭の回転が遅いという意味でもつかわれることもあります。血液の循環が悪ければ、当然、頭もぼーっとしてくるから、まんざら無関係ではないように思います。ところで、その血のめぐりですが、血液ほどれくらいのスピードで体内を回っているのでしょう。

実は、単純には答えられないのです。というのは、安静時と運動時では血液が循環するスピードはかなり違ってくるからです。
それに足の先の方に行った血液と、肺に行った血液では戻ってくるスピードが違います。
しかも、個人差も加わります。ふつうは安静時からだいたい50秒から1分でいったん出た血液は、ふたたび心臓に戻ってきます。これが平均的なペースです。

当然、激しい運動を行ったりすれば、心臓はすさまじいスピードで血液を全身に送り出し、戻ってくるまで10秒から20秒しかかかりません。どちらにしても、あれだけ複雑に入りくんだ血管を1分以内に戻ってくるのですから、たいへんなスピードです。

それだけの血液のスピードがたえず血管にかかるのですから、痛みも生じるわけです。
試しに手首をもう一方の手でおさえ、バッと離してみると、血のめぐりの早さと血管の負担が少しは実感できるでしょう。血管の若さを保つことが、全身の若さを保つ秘訣でもあるのです。

動脈硬化などで血管がつまるのを防ぐのはやっぱりDHAの成分です。血管を若く保つには、DHA、EPAが必須です。DHAについてはこちら