月別アーカイブ: 2019年1月

【嘘】ガン告知

がん\患者の自殺率は20倍。その責任は?

非常にショッキングなデータです。がん患者の自殺率は、健常者の20倍だというのです。これは、国立がん研究センターなどがまとめたもので、がんと診断されてから1年以内の患者が、自殺や事故などで死亡する危険性は、健常者の約20倍になるというものです。

この調査は、1990年と93年に全国9府県に住んでいた40〜69歳の約13万人を対象に、2010年まで追跡し解析が行われました。その期間中に調査対象者のうち、約1万1000人ががんと診断され、1年以内に13人が自殺、16人が事故で死亡しました。

がんと診断されてから1年以内に自殺または事故で死亡した人の数は、がんではないグループと比べて、ともに約20倍となったそうです。
がんと診断されてから1年以上経過したグループでは、自殺や事故で死亡した人の数は、がんではないグループとほとんど変わりませんでした。

ということは、がんと診断されたことが自殺や事故につながっている可能性が高いのではないでしょうか。自殺だけでなく、事故で死亡する人が増えているのは、がんと診断されたストレスが身体的な機能低下などにつながったのではないかと考えられています。

がんは命を失う可能性がある病気ですから、告知されたときの衝撃は計り知れません。しかし、自殺や事故が増える原因はそれだけではないと思うのです。

医者の冷たい素っ気ない態度

あるガン患者さんは、リストカットで自殺を図ったことがあるそうです。大量の輸血でかろうじて命は助かりましたが、なぜ自殺を図ったのか、その理由を開いて驚きました。

がんと告知されたときの医者の態度が冷たかったので前途を悲観して死のうと思った。というのです。驚くと同時に同じ医者として怒りさえ覚えました。保険診療で行う治療を標準治療と呼びますが、その標準治療のがん専門医は、総じて冷たい態度を取ることが多いようです。

標準治療の医者は、自分たちの治療成績が思うように向上せず、進行がんに対していらだ完治を望むことができないので苛立っているのかもしれません。それにしても、そのストレスを患者にぶつけるなどということがあっていいのでしょうか。もっと視野を広げて、標準治療だけにこだわるのでなく、先端医療との組み合わせで完治を目指すべきでしょう。

ガン患者に評判の健康食品
https://immunityup.info/

【嘘】早期ガンは血液検査で発見できる

がんマーカーでがんと診断できると思っている人は、相当数います。ANK免疫細胞療法でがん治療を行う方のほとんどはステージⅣの進行がんです。

進行がんなら当然がんマーカーが上昇しなければいけませんが、実際にがんマーカーが上昇しているのは、半数程度です。
肝転移、肺転移、腹膜播種、胸膜播種といって、全身にがんが飛び散っていてもがんマーカーが正常であるのは、決して珍しくありません。ということは、がんマーカーでは、がんの診断ができないということになります。

反対にがんマーカーの数値が上昇しても、がんが存在しないことも珍しくありません。PSA は、前立腺のがんマーカーとして、比較的早期診断に適しているといわれますが、炎症(前立腺炎)でも上昇します。

では、臨床の現場でがんマーカーをどのように利用しているかというと、マーカーが上昇しているがん患者の場合、治療がうまくいけば数値が下がるので、治療効果の判定材料となります。

それを画像で診断するとなるとCT、MRI、PETなどを利用することになりますが、がんの大きさが1センチくらいにならないと画像には、はっきりと表れません。

がんの大きさが1センチというと、そこには10億個のがん細胞が存在します。しかも血液中には、5億~10億個のがん細胞が循環していることになります。

ですから、がんマーカーが上昇している患者の場合には、治療効果を判定するために、がんマーカーは一定の利用価値があるということはできます。

では、がんの診断はどうすればいいのでしょうか。がんの大きさが2~3 ミリになると、血管新生(新しい血管が作られること)により、血液中にがん細胞が漏れることが知られています。この段階では、画像で捉えることができません。

そこで、採血して循環血液中のがん細胞を測定する方法が海外で行われています。がんの超早期診断では、この方法が一番正確だと考えられます。

以前に国立がん研究センターでも、循環血液中のRNAを測定することでがんの超早期診断を確立する研究に着手したとの報道がありました。

このように、21世紀のがん診断は、循環血液中のがん細胞を測定する方法に集約されるでしょう。

しかし、問題がひとつあります。画像で診断できないほどのミクロのがんが見つかったら、標準治療(保険診療)でどのような治療法があるというのでしょうか。がんの部位がわからなければ、手術はできないし、放射線も無理です。副作用が強く、がん幹細胞に無力な抗がん剤を投与するのも考えものでしょう。

ガン患者に評判の健康食品
https://immunityup.info/

【嘘】抗ガンサプリは発売から10年経過して「効果無し」と判明

がんに効くという抗がんサプリメントがたくさんあります。いずれもかなり高額です。患者の立場になってみれば「たとえ高額でも効果があるのなら」と、試してみたくなるでしょう。藁をもにすがる気持ちです。

しかし、抗がんサプリメントには効果などない、と考えたほうがいいでしょう。こんな事例があります。いまから40年前、クレスチンという抗がん剤を三共(現・第三共)が発売しました。サルノコシカケから成分を抽出したという抗がん剤です。

ところが10年後に効果を再評価したところ、まったく効果が見られずに販売中止に至りました。

販売中止になるまでの10年間で、毎年600億円を売り上げたといいますから、この抗がん剤は、三共に6000億円の売り上げをもたらしたことになります。

まったく効果のない抗がん剤で大儲けしたわけです。医薬品ですらこの状況ですから、ましてや抗がんサプリメントに効果など期待できません。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? 最初の認可の時点では、臨床諸症状の改善が効果判定基準とされていました。この薬の場合、がん患者の食欲改善効果をもって有効とされたのです。ところが、それで、がんそのものが良くなることはなかったのです。

それを飲んでも薬にはなりませんが、毒にもならないので医者も処方するのです。それは患者側にも責任があります。患者は薬が処方されないと不安になり、「何か薬をください」と医者に要求することがあります。だから、医者も効果がないことを知っていながらも「毒にもならないからいいだろう」ということで処方するのです。

ガンワクチンは効果なし

がんワクチンも同様です。そもそもがんにはワクチンは存在しません。作れないのです。がんはエイズと同様に頻繁にDNAが変化します。ワクチンはカギとカギ穴の関係になっています。ひとつの細菌などに対して、ひとつのワクチンが存在するのです。

別の細菌には反応しません。がん細胞は次々と変異していきますので、それを追跡してワクチンを作ることはできません。ですから、エイズにワクチンができないように、がんにもワクチンはできません。大学病院では、がんのワクチンの臨床試験(有償)をしていますが、それを受けた患者は「まったく効果がなかった」と口を揃えます。がんワクチンはあくまでも研究段階なので、現時点では有効かどうかを検証しているにすぎません。

最終的に結論が出るのは5年から10年後でしょう。研究者は、研究テーマがあって国から予算が下りれば研究ができるのです。効果があるかどうかは二の次です。

研究の結果、5年から10年後に効果がなかったという結論が出れば、それはそれでいいわけです。大きく報道されて振り回される患者は、いい迷惑です。

ガン患者に評判の健康食品
https://immunityup.info/