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【本当】大手のコラーゲンメーカーは品質にやや疑問も

コラーゲン市場は、660億円超といわれます。2強といわれるM社とS社が、市場のおよそ40% を占めています。

コラーゲンは、血管の動脈硬化改善の国際特許っもあるほどですその子会社でサプリメントを製造している会社に「販路を拡大したいのでどこか紹介してほしい」と頼んだことがあります。

すると「残念ですが、サプリメント業者のほとんどはインチキです。と断られました。調べてみると、確かにコラーゲン市場もインチキです。それを理解していただくためにコラーゲンの素材について紹介します。

コラーゲンの原料は大きく分けて、動物由来と魚由来があります。そしていずれの場合もコラーゲンは皮の部分に多く含まれています。それぞれの特徴を紹介すると、次のようになります。

動物由来のコラーゲンは吸収が悪い

動物由来のコラーゲンには、牛・豚・鶏などの動物の皮から抽出したものがあります。その中でも市販のものでは、豚皮を利用したものが多く、動物性コラーゲンは、分解能が良くないことが研究論文で明らかになっています。

同じ分子量で比較して、分解能が魚コラーゲンの7分の1というデータがあります。牛や豚の皮は、カバンや靴の材料になるほど頑丈です。その理由は、動物性コラーゲンには、コラーゲン特有のアミノ酸であるプロリンが多く含まれているからです。

プロリンは、他のアミノ酸との結合力が強いため頑丈になりますが、逆に分解しにくいのです。コラーゲンはそのままの形で吸収されることはありません。コラーゲン業者の中には、Ⅰ型コラーゲンだから吸収がいいと宣伝しているケースもありますが、コラーゲンの型が何であろうと、吸収されるためにはバラバラに分解される必要があるので意味がありません。

胃腸の消化酵素で分解され、数個の「アミノ酸ペプチド(トリペプチド)」というものになって、初めて腸管での吸収が可能になります。つまり、分解能=吸収能となります。

魚由来のコラーゲンは動物由来のコラーゲンよりも分解能が7倍高いので、吸収が7倍良くなることになります。消化を考えても肉と魚では、肉のほうが消化しにくいというのと同じです。このような理由で、動物由来のコラーゲンはオススメできません。

魚のコラーゲンには、魚皮由来とウコロ由来がある

一方、魚由来のコラーゲンには、天然魚皮由来とウロコ由来があります。「魚コラーゲン」あるいは「フィッシュコラーゲン」と表示している低価格のコラーゲンは、ウロコ由来がほとんどです。

なぜならウロコは廃棄物なので原料価格が極端に安いからです。魚皮は人の手ではがさなければいけないので高価です。
魚皮とウロコは同じⅠ型コラーゲンで、組成は同じです。だったら安いほうがいいと思うでしょうが、精製法が違うため抽出されたコラーゲンは異なります。

実際に、ウロコ由来のコラーゲンを飲んでいる人が魚皮由来のものに変えると、効果がまったく違うといいます。どうして同じⅠ型のコラーゲンなのに効果が異なるのでしょうか。魚皮は柔らかいので加熱と酵素でコラーゲンを完全な形で抽出できます。

一方、ウロコは硬いので加熱や酵素ではまったく溶けません。そのため、ウロコは塩酸で化学処理するのです。塩酸は劇薬ですから、使用すると2つの問題が発生します。

ひとつは残留塩酸です。塩酸は胃炎を進行させるので、健康にいいとはいえません。もうひとつも深刻です。塩酸はウロコを溶かすだけでなく、たんばく質であるコラーゲンを溶かします。コラーゲンが溶けるとペプチド結合が壊されます。ペプチド結合が壊されたコラーゲンは活性を失い、効果がなくなる可能性があります。

魚皮由来とウロコ由来は、同じⅠ 型コラーゲンでも抽出の際に塩酸処理するかどうかでコラーゲンの活性度が異なるのです。また、ウロコ由来は、養殖のティラピア(アマゾンに生息する淡水魚)から採取されたものが多くあります。

現在はほとんど中国で養殖されています。養殖では魚が病気になるのを防ぐため、えさに抗生物質を混ぜたりします。その抗生物質がウロコに移行している可能性もあります。安全性と有効性の点から、現在市販されているコラーゲンの中では、天然魚皮由来のコラーゲンが最もコストパフォーマンスが高いことがわかります。

サプリメント業者は食品偽装をしているのか?

さて、サプリメント業界の2強といわれるM社とS社は、いずれもウロコと皮を使用しているといいます。しかし、お客様相談室に電話して、その比率を聞いても回答はありません。回答がないということは、ほとんどがウロコだといえます。

ウロコの価格は皮の3分のl程度です。また、魚種を聞くと、イズミダイだといいます。そんな鯛は聞いたことがないので調べると、ティラピアの流通名であることがわかります。そこで再度お客様相談室に電話して「イズミダイはティラピアのことではないですか? 」と開くと「そうともいいます」という答えが返ってきます。

これは偽装ではないでしょうか。このような安いコラーゲンを多額の宣伝費をかけて売りまくっているのが2強といわれる大手企業の真の姿なのです。

消費者のことを馬鹿にしているとしか思えません。2015年度からサプリメントの機能性表示が解禁されまています。

米国FDA(食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたる組織)がサプリメントの機能性表示を認可して、サプリメント市場が活性化していますので、日本もそれを受けて規制改革の一環として行うものです。
米国では機能性表示が可能なサプリメントは生き残っていますが、そうでないものは淘汰されました。日本でも本物が生き残り、インチキなサプリメントが淘汰されれば、真に国民の健康と福祉に貢献するでしょうから、歓迎です。

コラーゲンの効能、効果はこちら。

https://more-supplement.info/use/archives/146

【本当】内科で稼げない医者が 心療内科を開業する

いま、都会では心を病む人が急増しています。都会ばかりではなく田舎にもそういった方が増えています。うつ病をテーマにする健康番組や雑誌もよく見かけます。そんな心を病む人を目当てにメンタルクリニックが増えています。

しかし、「心療内科クリニック」という看板には気をつけなければなりません。心を病んだ患者は「自分は完全な精神病ではないので、心療内科が適している」と判断します。そして「心療内科クリニック」を受診します。しかし、担当医は精神科の専門医でないことがあります。いま、内科医が新しく開業しても、患者はなかなか来てくれません。すでに持病のある人は、どこかのクリニックや病院に通っていますし、持病のない人が診察に来るのは風邪を引いたときくらいです。

また、セルフメディケーションといって、薬局で風邪薬を買って自分で治そうとするので、風邪の患者も減っています。結局、患者が集まらないので開業してもすぐに廃業に追い込まれます。そこで内科医は、仕方なく心療内科クリニックを開業するのです。これなら患者が集まります。しかし、心療内科は内科の一部であって、医者はうつ病に関する専門的な臨床経験を積んでいません。ですから、患者が来れば、気軽に抗うつ剤を処方します。

日本は世界一、抗うつ剤が売れる国

日本は世界で一番抗うつ剤が売れる国なのです。その理由は、心療内科医が気軽に処方しているからでしょう。
患者も医者のいいなりになって、気軽に抗うつ剤を飲みます。医者は抗うつ剤を処方するためは、患者をうつ病と診断しなければなりませんから、うつ病患者の数がどんどん増えることになります。

企業の産業医は、社員が休職すると、必ず診断書を提出することになっています。専門外の医師がその診断書を見ると、うつ病が非常に多いのです。その社員を面談してみると、精神科が専門ではない医師でも、おかしいと感じることがあります。

そういった場合、精神科の専門医にセカンドオピニオンを求めます。すると、別の診断名が出ることがあります。このようなときは、抗うつ剤を使う必要はないのですが、いきなりやめると自殺を図ることもあり危険です。

心理療法士のカウンセリングを受けながら徐々に減らしていきます。そうすれば、抗うつ剤からの離脱が可能になりますがそもそも簡単にうつ病と診断される状況に問題があります。

水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみての感想

【本当】手、足で測定する骨密度は信用できない

骨密度を測定する方法には、超音波とレントゲンがあります。手や足首で計測するのは超音波で、腰椎や大腿骨で計測するのはレントゲンです。

手や足は体の中で最も使用頻度が高いので、体全体の骨密度を表しているとはいえません。学会や論文で骨密度を表示する場合は、腰椎か大腿骨の骨密度以外は認められません。

正しい測定方法は、腰椎、大腿骨で骨密度を計測しますが、ほとんどの開業医は超音波で計測します。他の病院やクリニックで超音波計測を受けて正常だった方がトゲン計測をしてみると、骨密度低下となることが珍しくありません。

正確な骨密度は、腰椎、大腿骨で測定するレントゲンデキサ(DEAX法)です。それが世界標準です。