月別アーカイブ: 2020年9月

【本当】音楽をかけながらの作業ははかどる

ながら作業がよくないということですが、音楽を聞きながら仕事をするのはダメなの?

音楽もうまく使えば、作業がはかどります。ながら作業をして脳に2つ以上の課題を強いることをなるべく避けましょう、と主張する専門家もいますが、音楽をかけながら仕事をした方がはかどるという方もいらっしゃると思います。

良質な睡眠をつくるためには、基本的には、脳に情報を入れすぎないことが大切ですが、複数の情報によって脳内の活動が豊かになる場合もあります。「多重感覚入力」と呼ばれ、1 つの作業が別の感覚によって、補助されるものです。

音楽を聴きながら作業がはかどる1つの要因は、テンポによるものです。パソコンのキータッチや皿洗いなど、リズミカルに作業をこなす場合に、その作業のテンポを外部から補うことによって、よりテンポ良く作業をこなすことができるという作用です。

また、あるジャンルの音楽をかけていると、そのようなキャラクタ一になりきり、作業がはかどるということもあります。パンクロックをかけながらどんどん物を捨てる作業をしたり、ラウンジミュージックをかけながら旅行プランのチラシを作成するなど、音楽によって、自分の行動から喚起される感情が豊かになり、それがまた行動の精度を高めていくという作用です。

どちらの場合でも、2つ以上の情報が脳内でうまく組み合わされ、より高いパフォーマンスを発揮するために非常に役立っています。ながら作業を問題視するのは、こういった場合ではなく、不必要な場面でマルチタスクをつくつてしまっていることです。

音楽やテレビをかけていないと眠くなつてしまう、とか、なんとなく音がないと物足りないから、という理由で、ながら作業をされている場合は、生活の中でできる部分だけでも、不必要な情報をカットしてみましょう。

脳のハイパフォーマンスには、脳に入る情報を足したり引いたりしながら、適切な作業環境をつくることが大切です。

好きなことを続けると脳は元気になる

【本当】目を閉じれば考え事をしていても休まる?

目を閉じるだけでアルファ波が出て眠気が減るとのことですが、考え事をしていても同じように眠気は減るの?

目を閉じていても、集中して考え事をしているとアルファ波は減少してしまいます。アルファ波はリラックスの脳波として知られていますが、実は、特にリラックスをする行為をしなくても、目を閉じればアルファ波は出ます。

しかし、目を閉じていても、強い緊張状態や暗算など頭を使っているときは、アルファ波が減るアルファ減衰が起こります。

昼間に短時間で睡眠をとる方法として、目を閉じることをご紹介していますが、目を閉じて考え事に集中したり、数を数えていると、目を閉じたことで脳が休まる効果は低くなります。

同じように考え事であっても、目を閉じても勝手に考え事が浮かんできて、それが様々移り変わったり、非現実的な内容が混ざってくることがあります。これは、「入眠時心像」と呼ばれる現象 で、脳波はアルファ波よりゆっくりとしたシータ波に変わっています。

この状態では、音に対してボタンを押すというような課題遂行は継続可能ですが、睡眠は始まっています。

昼に目を閉じるときは、この人眠時心像のようなもわもわっとした考えが浮かんできて、いったん起きたような感じで意識が戻ることがあります。このときは、体の力が抜けて、これから眠りに入っていくような気持ちいい投階です。この段階で思い切って目を開ければ、その後の頭がスッキリし、長く眠り過ぎてしまうのを防ぐことができます。

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【本当】睡眠の大原則を逃さないために朝、15秒の記録をつける

「睡眠の大原則」4時間後・6時間後・11時間後を逃さないために、おすすめの方法は

睡眠の法則を実践し始めても、生活の中でどんな変化がみられたのかが分かりにくいことがあります。私たちは、体調が悪くなると変化に気づきますが、体調が良くなったとうことには気づきにくいです。

例えば、普段から定期的に補充していた頭痛薬を注文しよぅとしたらまだ残っていた、ということから、ようやく体調が良くなったことに気づく方も多いです。

また私たちは、おとといの睡眠を思い出すことができません。昨日の睡眠を思い出すこともできないときもあります。睡眠の記憶は常にあいまいなので、ご自分の睡眠について話すときに、「この1 週間全く眠っていない」などとオーバーに認識してしまいます。このオーバーに認識することが、しつかり眠らなくては、という焦りを生み出し、ますます眠れなくなってしまうこともあります。

そこで、睡眠の法則を実行しやすくなり、また変化を客観的にとらえられるように、睡眠の記録をとることをおすすめしています。

一般の方が睡眠の記録をしやすいようにつくられたノートがあります。記録の仕方は、まず眠った時間を塗りつぶし、ベッドに入っていた時間に央印を引き、眠気があった時間に斜線を引きます。睡眠の記録をつけるときに注意することが3 つあります。

  1. 手書きをする…電子媒体で睡眠の記録をとりたい方が多いと思いますが、出てきた自分の睡眠記録を見ても、いまいちピンとこないことがあると思います。手書きは億劫ですが、塗りつぶしているときの手の感覚と視覚的に塗りつぶした欄が見えることで、「結構眠っているんだな」と安心できたり、「どうも調子が悪いと思ったら今週は起きるのに時間がかかっているな」などと脳が睡眠を認識しやすい作用があります。
  2. 朝に記録する…夜になると睡眠を忘れてしまいますので、一番正確な朝に記録します。朝食をとったら記録するとか、職場について最初に記録するなど、現在の朝の習慣とセットにすると記録しやすいと思います。また、書き忘れてしまったらその日は飛ばし、さかのぼって記録することは必要ありません。
  3. 適当に記録する…記録をとる一番の目的は、ご自分の睡眠感を鍛えることです。そこで、正確に時間を測って記録することは必要なく、大体の感覚で記録しましょう。途中で起きた時間や寝付いた時間など、時計で測る必要はありません。大雑把に記録することが重要です。

以上3 つのことを心がけて睡眠の記録をとると、ご自分の睡眠に対する認識が高まります。また、何ヶ月もずっとつけるのではなく、定期的に2 週間ずつ記録する方法もおすすめします。

例えば、1年前の睡眠と比較できると、現在のコンディションが評価でき、安心材料にもなります。日本では、1 年に2 回、3 月11日( ワールドスリープディ) と9 月3 日(グッスリーの語呂合わせ)に睡眠の日が制定され、前後1週間が睡眠衛生週間になっています。

人事異動など、生活リズムが変わる4 月と10 月に備えて、このタイミングで睡眠のコントロールをするのも、コンディション管理の方法として良いと思います。

https://sleep-guide.net/important/archives/3014