運動で痩せる というのは嘘です。実際は、糖質を減らさないとほとんどダイエット効果は期待できません。運動と断糖といったふたつの対策でダイエットが成功します。断糖を組み合わせることでより効果的にダイエットできます。断糖 + 運動 で痩せるその理由を紹介します。
運動で痩せる は嘘
糖質を制限する断糖だけで痩せるダイエット法もおすすめできません。健康的に美しく痩せるためには運動も必要です。
糖質を制限する 断糖 を行えば結果的に痩せることは可能です。しかし、健康的に痩せるのなら運動も必須ということです。
痩せるには、これ以上糖質を溜めないように断糖をすることが必須です。そのうえで、すでに蓄積している体脂肪を燃焼させ、エネルギーに変えて消費する必要があります。だからといって単に食事を控えてしまうと、体を健康に保つために必要なたんぱく質も減ることで筋肉が痩せ細り、代謝機能も低下して効率の悪いダイエットになるばかりか、かえつて老化が進んでしまいます。
効率良く、しかも健康的に痩せるには体を動かすしかありません。
有硬素運動は適した心拍数で
ジョギングをして汗を流しているのに、ちっとも痩せないという声をよく耳にします。ジョギングしている人が陥りやすい要因として、玉のような汗をかきながら必死に走ったりしている割には、それほど体脂肪が減らない人が多いです。
しかし、流れるほどの汗をかいたことで、本人には充実感や達成感があるために運動している気になって、つい食べすぎてしまうのです。したがって、運動と同時に食生活も見直す必要があります。
また、たっぷりと汗をかいて運動量が多いのに痩せないのは、体内の水分を排出しているだけのため、サウナと同様に水分補給をするともとに戻ってしまう点にあります。運動するうえで大事なことは、正しい方法で有酸素運動を行うこと。ダラダラと汗が流れるほどの走り方では脈拍数が上がりすぎ、これでは有酸素運動にはなつていません。
その結果、いくら汗をかいても脂肪を燃焼させることができないのです。脂肪を燃やすためには、有酸素運動に適した脈拍数があり、この範囲内でジョギングをして初めて体脂肪が使われるようになって痩せてくるのです。
断糖では、最大心拍数( 220 – 年齢 ) の 70 〜 80 % で運動を行うことをおすすめしています。たとえば、50歳の人は、(220- 50 ) × 0.7 〜 0.8=119 ~ 136 となり、この心拍数を維持した運動が適していることになります。
さらに筋肉運動をプラス
効果的な有酸素運動を行ったうえで筋肉トレーニングも行えば、より効果的です。なぜなら筋肉は、人体で最もエネルギーを消費する器官だからです。
筋肉は、酷使して傷つけることで回復する過程で成長します。つまり、筋肉に負荷がかからないと筋繊維が傷つかず、筋肉量は増えないのです。筋肉トレーニングを行うことで、基礎代謝も上がって痩せやすくもなります。筋肉トレーニングと有酸素運動を組み合わせると、まず肝臓と筋肉に蓄えられている糖質( グリコーゲン) を消費し、足りなくなると脂肪が分解されて筋肉に運ばれ、そこで燃焼されます。
この脂肪が分解されて消費されるまでには、20分以上の運動が必要のため、20分以上の運動を行うことが必要です。