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食物アレルギーは、血液検査でわかる[嘘]

食物アレルギーはじんましんのみならず、時には呼吸困難や血圧の低下などのショック(アナフィラキシーショック)を引き起こす危険性もあります。保育園や幼稚園では、このようなアレルギー事故を未然に防ぎたいという理由から入園時に食物アレルギーの検査を行ない、その結果を提出するように指導しているところも少なくありません。
しかし食物アレルギーは、採血検査などによる簡単な検査で診断できるものではありません。

一般的な医療機関では、採血による「RAST」などのいわゆる「アレルギー検査」が行なわれ、その・結果、陽性反応を表わす数億が高いものを「食物アレルギーの原因」と診断します。このような血液によるアレルギー検査は、「血液中のIgE( アレルギー抗体)」を測定する検査ですが、IgEが高いからといって、必ずしもアレルギー症状が出るとは限りません。

逆に数値が低くても、アレルギー症状が出る場合もあります。食物アレルギーは食ものの成分である抗原とIgEとの単純な関係だけで起こるのではなく、胃腸の粘膜のコンディションや「ケミカルメディエーター」と呼ばれるアレルギーに関与する物質からなどが複雑に絡み合って発症するのです。

通常、アレルギー専門の医療機関では実際に食物アレルギーの原因として疑われる食物の除去と負荷を行ない、それぞれ、その反応を調べることによって食物アレルギーを診断します。血液検査や皮膚テストは、あくまでも補助的な検査であり、食物アレルギーの「確定診断」をする方法ではないのです。

もしも、血液検査の結果のみで安易な食物除去を行なったとしたら、子どもの成長にとって、もっとも大切な幼児期に、バランスのよい食生活が損なわれることになります。

日常生活において食事による問題がなく、健康状態のよい子どもに対して、食物アレルギーの採血検査をすることは「百害あって一利なし」です。

子供の頃からのデブと大人になってからのデブでは大人になってからのデブの方がやせやすい[本当]

一口にデブといっても2つのタイプがあります。上半身デブと下半身デブだろうって? そんな単純なものじゃない。ひとつは、脂肪細胞が太った場合。大人のデブの大半がこれにあたるのです。もうひとつは、脂肪細胞の数がむやみにふえてしまった場合です。

これは、子どものデブに多いタイプです。どちらが厄介かというと、後者のデブの方となります。ひとつひとつの細胞が太った場合は、スポーツや食事療法で痩せることができます。しかし、脂肪細胞の数がふえてしまっていたら、こちらは痩せるのは大変で困難です。

「子どものうちは太ってるくらいの方が健康的で結構。大人になったらスポーツで痩せればいいさ」などと考えている親がいたら、さっそく思い直さないといけません。脂肪細胞は、体の場所によって、大きさもかなり違います。

頬の脂肪細胞はせいぜい直径3ミリ程度ですが、おなかのそれほひとつが小指の頭ほどもあります。ほとんど小さめのぶどうサイズです。しかも、ぶどうをしきつめたようにびっしり並んでいるのです。自分のおなかを眺め、そのさまを想像していただきたいと思います。

薄気味悪くなるはずです。カロリーを取り過ぎて、細胞の粒が大きいところに集まってくる。従って、まず、おなかに肉がついてくる。しかし、おなかをひっこませようと、おなかの運動ばかりしても無駄です。腹筋だけがモリモリついて、何だか妙な体型になってしまうでしょう。

それよりは、全身運動をおこなう方がいいのです。カロリーを消費すれば、自然と余分なところから消費されていきます。「先生、わたし、必死で運動してるんですが、それでも痩せないんですよ」なんて相談されることもあるんです。

どうせ、運動しておなかが空いた分、たらふく食べているのは想像がつきますが、たまには意地悪く、こんなふうに答えることもあります。「それは困った!いい方法があるよ。手術でおなかの脂肪を取ってしまうんだ」「へえ、そんなことできるんですか。だったら、わざわざ苦しい思いをして、スポーツなんてやる必要はないですね」「そうだよ。ヘソのまわりを切って、そこから脂肪をとりだし、余った皮を縫いあわせる。簡単な手術だよ。その代わり、ヘソがなくなっちゃうけどね」「え? ヘソが…」

そういうと、彼女は気持ちをあらため、ジョギングに飛びだしていきました。その背中に、私は叫ぶ。「おーい!喉が乾いたからといって、ジュースや果物を摂るんじゃないよ。あれには糖分がたくさん入ってるんだからね」と。

まず、便秘を解消することで体内から余分な排泄物を出すようにする生活習慣が重要です。
アロエなどは、便秘改善に効果的です。