月別アーカイブ: 2019年4月

【本当】薬の効果は実質3割ほど

新薬はどのようなプロセスを経て承認されるのでしょうか。新薬を承認する際には、まず、動物実験で有効性、安全性を確認します。これを前臨床と呼びます。それを経て、人間で試験を行うことを臨床試験と呼びます。

臨床試験には、第一相、第二相、第三相があります。第一相では、薬の安全性を試します。大学生などが1週間泊まり込みで協力し、高額なアルバイト料を手にします。その代わりに大量に新薬を投与されます。それで安全性を確認すると、
第二相に移ります。第二相では、小規模の人数(約200名)で、どの量が有効か、数種類の量を試します。

その結果、有効量が決まると、第三相の大規模臨床試験(約200名)を行います。そのとき、二重盲検といって、4名を1 グループにして、その中で一人だけに実薬ではない薬(偽薬、プラセボといいます)が当たります。

これは本人だけでなく担当医も誰に当たったかわからないようになっています。それで二重盲検というのです。臨床試験が終わるとキーオープンといって、情報開示をして誰にプラセボが当たったか初めてわかります。

非常に興味深いのは、プラセボでも30%くらいの人に効果があることです。実薬はどうかというと、60%くらいの効果があれば新薬として承認されます。ということは、新薬の効果は差引きなんと30%だということです。プラセボ効果がこれほどすごいとは驚きです。

最近はドラッグストアーでも購入できますがこれらはOTC医薬品と呼ばれます。

【本当】骨密度が上昇しても骨粗鬆症は改善しない

カルシウムは、骨の重要成分です。ですから、カルシウムを摂取すると骨が丈夫になる(骨密度が上がる)といわれます。しかし、骨の主成分はカルシウムだけではありません。コラーゲンもあるのです。骨の3分の1はコラーゲンです。

鉄筋コンクリートの建物にたとえるとわかりやすいかもしれません。カルシウムはコンクリートの部分でコラーゲンが鉄筋部分ということになります。もしも、コンクリートの中に鉄筋が入っていなかったとしたらどうでしょう? 硬いけれどもろいので、ポキッと折れやすくなります。それと同様に、コラーゲンが不足している骨は、骨折しやすいのです。

骨粗鬆症で、骨密度を上げるために薬を飲むと、骨密度は上昇します。しかし、カルシウムが多いだけで、コラーゲンが不足した骨になります。

結果、骨密度が上昇した割には骨折しやすくなるのです。骨租しょう症の改善には、カルシウムの摂取と同時にコラーゲンの補給も必要です。

骨粗鬆症の薬には、ビスホスホネート系と呼ばれるものがありますが、これには、顎骨壊死という恐ろしい副作用があります。前述したように10年以上飲み続けてはいけない薬でもあるのです。

コラーゲンの効能、効果はこちら。